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カモの受難2013年06月26日 19:25

 日曜日に見つけたカルガモ(マガモではありませんでした)親子が気になって、今朝は公園の池を通るコースを犬たちと散歩してみました。

 前に親子を目撃したあたりに行ってみると、池のほとりの木陰で赤いリボンのようなものが一瞬はひらり。

 なんだろう?とよく目をこらすと、赤いものはリボンではなくて、金魚。しかも今まさに水鳥に頭から飲み込まれようとしている瞬間でした。

 水鳥はササゴイ。この池では初めての対面です。
 木陰に自分の体を隠してじっと水面から獲物を狙って、通りかかった金魚をパクリとやったと思われます。
 
 それにしてもこの池、水源は下水処理水で濁って浅いそれほど大きくないもので、ザリガニやカメがたくさんいるので、休日には小さな子供の遊び場としてにぎわう繁盛スポットです。
 にもかかわらず時々シラサギやカモを見かけるし、冬のある時期カワセミも訪れます。そして今日はササゴイ。
 ワイルドでネ?

 池を囲む公園にいろいろな木々がうまく植えられていて、こんもりと小さな森を作っているのが鳥に気に入られる理由かな。

 期せずしてササゴイのハンティングに立ち会ったのですが、肝心のカルガモの親子の姿が見当たらず、探していると、池から少し離れた人口の滝つぼにネットがかけられていて、周囲に立ち入り禁止テープが貼られているのが目に入りました。

 行ってみると、いました。カルガモ親子。でも日曜に8羽いた雛が、親鳥の腹の下に1羽か2羽見えるだけ。

 当たって欲しくない推理ですが、カルガモの雛の多くが池の近くに巣を構えるカラスか自由猫の餌食になってしまったのでは。それで公園の管理人さんがあわててネットで覆える滝つぼに親子を移して保護しているというところではないかと思われました。

 とても愛らしいカモの雛の成長を楽しみにしていたので、ちょっとショック。でも、カラスだって子供を育てなければならないし、猫だって目の前にご馳走があればいただく。それが自然の摂理ですよね。

 せめて残された雛だけでも無事に育つこと祈ります。