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上野ZOO2013年06月04日 13:00

 今朝、上野のパンダ、シンシンが出産を控えて今日から公開休止になるというニュースを聞きました。
 
 小さい子供からお年寄りまで、大人気のパンダですから、今年こそは赤ちゃんが順調に育って、母子連れだって運動場に戻ってきてくれたらよいですね。

 上野動物園と言えば、数日前に20年ぶりくらいに行ってきました。

 たまたま新聞購読のサービスで入場券引換券を貰って、「ただ」ならちょっと覗いてみようかなくらいの軽い気持ちで足を延ばしたのですが。。。

 ずいぶん変わりましたね。
 とても科学的と言うか本格的と言うか、ただの動物陳列公園から脱皮した姿に驚きました。(いまごろ遅い?)
 
 もともと動物園は好きな方で、子供のころはもっぱら上野動物園に通いましたが、だんだん新しい展示方法の動物園が増えて、多摩動物園やズーラシアには足を運んでも、コンクリートと鉄格子の上野からは足が遠のくようになっていました。

 でも久しぶりに訪れてみると、たぶん昔より展示動物の数や種類は減ったのでしょうが、各々の展示スペースが広くなって、より動物が生態に近い環境で暮らせてかつ人も観察しやすいよう配慮されているなーと感じました。

 昔は檻を覗いて動物が見つからないことが多かったように思いますが、今回はどの動物も結構動きをみせてくれていて、しっかり観察させてもらいました。

 例えば鳥を展示している館では、観察フロアがちょうど鳥の飼育ケージに植えた木々の梢の高さに位置していて、鳥たちがリラックスして木々を渡る姿を間近に観察することができました。おかげで、これまで使ったことがないくらい長い時間を鳥の展示館で費やしてしまいました。

 ホッキョクグマとアザラシの展示スペースでも、旭山動物園のアイデアに学んでとてもイキイキした動物たちの姿を拝めましたし、不忍の池の島に作られたワオキツネザルの家では、木陰でいたずらする子ザルの愛くるしい姿を追いかけることができました。

 動物園のスタイルは、結構その国の文化度を示していて、訪れる子供たちに与える影響が大きいのではないかと思います。
 
 ズーラシアや旭山や様変わりした上野のようなただ陳列するのではなくて、動物本来の生活様式に近づけて展示する動物園が増えてくれると、将来自然に関心を寄せる人が今よりもっと増えるかもしれませんね。

 勉強になった1日でした。

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