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贅沢ディナー2016年06月14日 23:47

高校卒業まで札幌で過ごした長女が、久しぶりに友人たちに会うために、マイルを使って札幌に出かけていました。
交通費が浮いた分、お土産大盤振る舞いで、この時期の旨いものを沢山買ってきてくれました。

で、今日のディナーには、ご飯にタップリ乗っけてもまだ余る海水ウニ。ミョウバンで閉めずに殻から取ったウニを塩水に漬けて流通させているので、まるで目の前でかち割って食べるような甘さと磯の香で、もーうめろめろ。

サラダには3Lサイズのホワイトアスパラ。今までホワイトアスパラは苦いというイメージで、あまり歓迎しませんでしたが、今日のは甘かったぁ。いっぺんでホワイトアスパラの見方が変わりました。

そしてメインはぶっとい足のタラバガニ。これでもかっていうくらい蟹肉が取れてきました。こんなに豪快に蟹食べたの、いったい何年ぶりでしょう。

この時期から秋にかけて、北海道は旨いものだらけです。
世界最大?と言われるミズダコは、太い腕を刺身で食べると、歯ごたえがあるのにとろけるような旨さ。
スーパーには新鮮で旨いアスパラが手頃な値段で並んで、二杯500円の毛ガニだって、小さいけど味噌汁にするとものすごくいい味だします。時々出ているホタテの稚貝も、味噌汁にすると贅沢な旨さになります。

もうちょっとすると、朝取れのスルメイカの刺身に、トウキビにサクランボ。まだまだあります。毎日あぁーあ幸せと思える季節です。娘のお土産ディナー食べてたら、とても懐かしくなりました。

季節の旬の食材を自然に感謝して頂く。一番贅沢な暮らしのような気がします。

絵本紹介(279) うんこしりとり2016年06月19日 23:40

題名  : うんこしりとり
作    : tuperatupera
発行所 : 白泉社

 前回に続いて、ヒットメーカーのtuoeratuperaさんの絵本のご紹介です。
 今回は普段口にするのがはばかられる、でも間違いなく子供に大人気の「うんこ」が主役の絵本です。

 この絵本、このつくうんこのしりとりなので、どこかで止めなければ永遠に続く危険を孕んでいます。

 それでは始めましょう!

 こいぬのうんこ  → こうしのうんこ (うんこする牛、かわいいですね)<
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→ コブラのうんこ (ニョロニョロ形なんだ。。。) → こがねむしのうんこ


→ こどものうんこ → こうちょうのうんこ (そーだよね。校長もするよね)


→ こっそりうんこ → こおったうんこ (ヒャー、お尻が凍える)


 こんな感じで、こではじまる奇想天外なうんこがつぎつぎ登場します。

   コーヒーのうんこはコーヒー豆型、こまのうんこは渦巻いて、昆布のうんこは波に漂う。
   出て来るうんこはみんなユニークで笑っちゃいました。 そしていつのまにか、うんこが可愛らしくなっていました。

 この絵本に接した子供たちは、みんなげらげら笑いながらうんこ=排便への嫌悪や羞恥や抵抗が薄れていきそうで、五味太郎さんの「みんなうんち」に通じるものがあるように感じました。果たしてtuperatuperaさんはねらったのかな?

絵本紹介(280) 翻訳できない世界のことば2016年06月26日 23:52

題名   : 翻訳できない世界のことば
作    : エラ・フランシス・サンダース
訳    : 前田まゆみ
発行所 : 創元社

 ここのところお子さん向けの絵本の紹介が続いていましたので、今日は間違いなく大人向けの絵本を紹介いたします。
 世界のいろいろな言語にそんざいする、一言で言い表すのが難しいニュアンスを含んだ言葉が、きれいなイラストと一緒に紹介されているオシャレな絵本です。絵本なのに小話の種本にしたり、行き詰った時の逃避行先の参考にしたり、気に入った言葉にしおりを挟んで贈り物にしたり、いろいろな活用法がありそうなおもしろい一冊です。


 個人的な好みでいいなぁーと思った言葉たちをご紹介しますね。

【抒情的な美しい言葉】
MANGATA(モーンガータ) スウェーデン語。 意味:水面にうつった道のように見える月明かり。
 静かな北欧の海が目に浮かんできます。


FEUILLEMORT(フイユモール) フランス語。 意味:枯葉の様に色が薄れていく。
 経験ないですが、晩秋のパリの朝、プラタナスの並木を足早に歩いていく寒そうな自分が見えたりして。。。

【心を表す言葉】
FORELSKET(フォレルスケット) ノルウェー語。 意味:語れないほど幸福な恋におちている。
 そんな時もあったような、なかったような。。。


SAUDADE(サウダージ) ポルトガル語。 意味:心の中になんとなくずっと持ち続けている、存在しないものへの渇望や、または、愛し失った人やものへの郷愁。
 竹中正義の80年代の曲に、サウダージと言う大好きな曲がありました。物悲しい旋律で、まさしく愛し失った人への郷愁というイメージでした。

【お国柄の言葉】
PISANZAPRA(ピザンザプラ) マレー語。 意味:バナナを食べる時の所要時間。
 わたしにとっては10秒。Ushiさんにとっては7分。このアバウトさが好き。

PRONKUSEMA(ポロンクセマ) フィンランド語。 意味:トナカイが休息なしで、疲れず移動できる距離。
 どれくらいだと思います? 10km? 30km? 100km? 正解は約7.5kmだそうです。 トナカイって、意外とヘタレなんですね。サンタのソリ任せといて大丈夫かね?


【もっともヒットした言葉(個人的感想です)】
DRACHENFUTTER(ドラッヘンフッター) ドイツ語。 意味:直訳すると「龍のえさ」。夫が悪いふるまいを妻に許してもらうために贈るプレゼント。
 国も言葉も違っていても、亭主の怖い物はどこでもいっしょなんですね。


 この絵本では全部で52個の言葉が取り上げられています。ご紹介できなかった感動的な言葉、訳されても意味がよく分からない(風習がちがうから?)言葉なんかもあって、世界の広さ、ヒトの多様さを感じさせてくれます。

朗報だけど2016年06月29日 23:20

先週くらい?資生堂と東京医大だったかが、自分の頭皮を使って毛髪を再生する臨床試験に取り掛かると言うニュースを見ました。

ハゲてしまった人が、まだ髪が残る後頭部の表皮をちょっととって、そこから毛髪と関係する細胞だけを培養して、ハゲの部分に移植するそうです。

採取する皮膚は数ミリ角で、自分の細胞なので拒絶も無くて、安全そうです。効いているのかどうかわからない育毛剤にくらべたら、夢のような技術です。
しかし、そんなに簡単に培養できるのか?移植された細胞は生着するのか?臨床試験の結果が出てみないとわかりません。

頭頂の髪がどんどん寂しくなる身としては、毛髪再生技術には期待してしまいますが、臨床試験には長い月日がかかるし、治療費はバカ高だろうし、残念ながら恩恵には与れそうもありません。

仕方がないので、髪の毛とのお別れを受け入れて、ゲーハーに慣れるしかなさそうです。
次世代ゲーハー予備軍の皆さん、もしかすると救われるかも。