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絵本紹介(278) いろいろバス2016年06月08日 23:56

題名   : いろいろバス
作    : tupera tupera
発行所 : 大日本図書

 「しろくまのパンツ」「パンダ銭湯」と大ヒットを飛ばした、ご夫婦作家のtupera tuperaさんの最近の絵本を、2回連続でご紹介します。
 今日はまず発想がとてもユニークな絵本「いろいろバス」です。

 赤いバスがやってきます。運転席に座るシルエット、どこかで見たことがあるような。。。 客席の窓から見えているシルエットは何だろう?


 バスが停まって、降りて来たのは。。。 あっ、トマトだぁ!トマトがごろごろ。赤いバスには赤いトマトが乗っていたんですね。<
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 乗り込んだのは、これも真っ赤なタコ。頭が大きいけどうまく乗れるたかな?


 今度は黄色いバスがやってきました。運転しているのは。。。たぶんコンとなくあの子です。
 客席の窓に映るシルエットじゃ、誰が乗っているのかわかりませんね。

 おお!降りて来たのはフワフワ感いっぱいの黄色いオムレツ。バスの揺れで壊れずに済んだみたいです。


   黄色いバスに代わりに乗り込んだのは、キラキラお星様たち。夜になったらきれいでしょうね。

さてさて続いて緑のバスがやってきました。
 今度はいったい誰が運転して、誰が乗っているのかな?
 このバスのシルエットは、かなりヒントになってますねぇ。


 と、言う具合に、いろいろな色のバスがやってきて、そこからバス色の誰かが降りて来て、バス色の誰かが乗っていくパターンを繰り返す絵本です。
 最初の赤いバスから赤いトマトが降りて来たがトマトで、ガツンと衝撃なので、きっとお子さんに読み聞かせしたら、次はなんだろうと目を皿にしそうです。
 絵本では、赤、黄、緑、黒のバスですが、ピンクのバスだったら?とか虹色のバスだったら?なんて聞きながら、お子さんの想像を膨らませるのも楽しそうですね。

 これが大人になると、「黄金色のバスがやってきました。中から金貨がザークザク」、「わぁ!銭や銭や!」と下賤になってしまいそうで残念です。