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16歳から大人2016年05月24日 23:57

春から大学が社会人向けに用意しているカルチャー教室で、ドイツ語会話の入門コースに通ってみています。

一応大学で第二外国語として選択して1年半勉強したので、ちょっとはしゃべれなきゃいけないんですが。。。

学生の頃と違って、興味を持って習いに行ってるので、居眠りも内職もありません。

年が年だから、そう簡単に言葉を覚えませんが、ユーモアたっぷりのドイツ人の先生の授業は楽しくて、1時間半があっという間に過ぎていきます。

そんなドイツ人の先生から聞いたのですが、ドイツ語にはフォーマルなやりとりと、カジュアルなやりとりがあります。例えば私、あなたの関係と、おれ、おまえの関係がありますが、あなたはドイツ語ではSie、おまえはduです。大人同士なら普通はSieをつかって、よっぽど親しければduですが、大人は子供に対しては普通はduをつかいます。先生も生徒をduで呼びます。

ところが、生徒が16歳になる学年になると、先生は生徒一人一人にSieとduどちらで呼ばれたいか尋ねるそうです。
Sieを選べばそこから教師と生徒は対等で、お互いですますで会話する間柄、duを選んでも対等は変わりなく、友達同士みたいにタメ口になるんだそうです。

日本は目下は大抵いつまでたっても目下ですが、ドイツは16歳から一人の大人として大切にされるんですね。
どちらの文化も良いところもあり、難しいところもあり。
世間は広い、いろいろありますねー。