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絵本紹介(266) ケチャップマン2016年03月10日 23:18

題名    : ケチャップマン
作     : 鈴木のりたけ
発行所  : ブロンズ新社

 いやはや、スゴイ発想とスゴイ絵のスゴイ絵本です。子供に受けそうなお話ですが、実は人生の悲哀が描かれた大人向きのお話ではないかと密かに思います。決して推薦図書とかなりそうもないので、図書館にあるかどうかわかりませんが、機会あれば一度は読んでみて下さい。


かれの なまえは ケチャップマン
 おせば でてくる まっかな ケチャップ


 自分にしかできない何かを探して、毎日悩むケチャップマンは、ある日街でポテトフライの専門店を見つけて直感しました。ここが自分の活躍場所だ!


 さっそく店の店長においしいケチャップだとすすめても、店長はちっとも見向きもしてくれません。
 その代り、ちょうど人出が足りないからとアルバイトに雇われて、来る日も来る日も深夜までポテトの揚げ方の猛特訓が続きました。


お店ではひたすらポテトを揚げる日々で、ケチャップの出番はまるでなし。
 夜遅くに自分の部屋に帰り着いたケチャップマンは、納得できない気持ちを引きずって、窓から一人街明かりを眺めるのでした。

 そんなある日、店にトマト頭の変なお客が現れて、トメイト博士と名乗りました。
 ケチャップマンを見つけると、すかさず言いました。「あいつをくれ!」

 このトメイト博士がケチャップマンの運命を大きく変えていくことになるのですが。。。

 続きを知りたい人は、是非あぷりこっつりーに来て下さい。
 でも、早くしないと売っちゃうよん。

 注: トメイト博士が怖いといって、トマト嫌いのお子さんが増えるかもしれませんので、ご注意ください。