http://apricot-tree.asablo.jp/blog/img/2013/06/17/29f71b.jpg

男と女の間には2015年10月06日 23:30

 また腰を痛めてからもう10日くらい。

 なかなか治らない腰痛に顔をしかめていたら、毎週月曜日に英語雑談に付き合って貰っているイアンさんも腰にコルセットを巻いて現れました。

 なんでも木、金と家族でディズニーランドに出かけて、木曜の夜ホテルでちょっとかがんだ時にぎっくり腰をやってしまったそうです。
 
 今日は椅子に座って話そうかと提案したのに、遠慮して「いやいいです」と、いつもの様に床に座っての雑談1時間になりました。

 ともに180cmを超える大男2人が、腰をかばいながら床の上を楽な姿勢を求めてあっち向き、こっち向きで動き回った1時間、イアンさんいつもより早口だし、全然集中できないし、苦しい時間でした。

 そんななかでイアンさんが持ってきてくれたネタをおひとつ。

 イアンさん、とても向上心の強い人で、よくネットで大学の講義などを受けているのですが、新しく幸福について考える講義を取り始めました。

 その講義の講師によると、幸せを感じる人の割合と、物理的な触れ合いの度合いは相関する。つまり、人と人が触れ合う(手を握ったり、肩を抱いたり、ハグしたり)機会が多い社会ほど、幸せを感じる人が多いのだそうです。

 で、その講師は人が人に触れることでどれくらい感情が伝わるのかを調べる実験として、喜び、悲しみ、不安、怒り、慈しみなどの感情を人に触れることで伝えられるかを調べたところ、概ね6割のケースで、触られた人は触った人の感情を読み取りました。

 ただ、「あなたの味方だからね」という友情の感情で男性が女性に触れた時、男性の感情が読み取れた女性は0%。
 逆に、「あんたぶっとばすよ」という怒りの感情で女性が男性に触れた時、女性の気持ちを理解した男性は、やはり0%だったとか。

 男が触れても友情は女に伝わらず(たぶん、下心を疑われるのかな?)、女の怒りは男には伝わらない(たぶん男は都合よく解釈してしまうのでしょう)。
 
 昔、「男と女の間には 暗くて深い河がある」という歌詞の歌がありましたが、まさしく理解し合うことが難しい隔たりがありそうですね。