http://apricot-tree.asablo.jp/blog/img/2013/06/17/29f71b.jpg

お初にお目にかかります。2015年07月27日 22:52

 先日、知り合いの会社にインターンシップで来ている中国人の女性を紹介されました。
 
 シェリーさんというこの女性、中国人と言われて「うっそでしょー!」と応えたくなるような、西洋人みたいな外見。背丈はたぶん175cmくらいで、ブラウン~金いろのウエーブヘアー、肌は白くて瞳はうすくブルーが入っています。出身は中国の北西部の新疆ウイグル自治区で、ほとんどカザフスタンとの国境近くだそうですが、これほど西洋的な民族も暮らしているなんて、中国という国の広さを思い知らされました。
(シェリーさん、北京を歩いていると、中国語で「あっ外人」「ほら外人」とひそひそ話をされて、でも全部筒抜けで、とても居心地が悪いそうです。)

 新疆ウイグル自治区というと、シルクロードの要衝だったかな?くらいの知識と、キタロウ音楽と砂漠の風景が思い浮かぶ程度の馴染みしかなくて、多分正式にその地域出身の方とお会いしたのは初めてでした。

 ムスリムのシェリーさん、豚肉や豚のエキスを使った食べ物は全てNGですが、ヒジャブで顔を覆うことはしていないし、アルコールもOKらしいし、ラマダンのことは知らないし、ムスリムでも、結構戒律の緩い地域もあるんですね。

 すごいのが彼女の語学力。
 当然故郷で話していた言葉と北京語と、それに流暢な英語とドイツ語、あとロシア語が少しわかるそうです。日本に来てまだ2週間くらいなのに、もういくつかの単語はしゃべれるようになっている。。。 やっぱり多民族に囲まれて、コミュニケーションの必要性に迫られれば言葉はおのずと覚えるものなのかもしれませんね。

 (東京周辺では最近普通に中国人、ベトナム人、インド人、もちろんアメリカ人を見かけますので、これからの子供たちは平気で3か国語くらい行けちゃうかも。)

 さて、日本人から見るとモデルさんの様に均整の取れた体型とエキゾチックな顔つきのシェリーさんですが、キャリーちゃんみたいな日本のカワイイ女の子に強いあこがれを持っているんだそうです。
 キャリーちゃんよりずっと大人っぽくて美人なのに、自分に無いものに憧れる。人間つくづく不思議ですねー。