http://apricot-tree.asablo.jp/blog/img/2013/06/17/29f71b.jpg

絵本紹介(213) はこ2015年07月24日 23:54

題名    : はこ
作     : 小野不由美
絵     : nakaban
編     : 東雅夫
発行所  : 岩崎書店

 夏です。夏といえば、スイカと怪談。今日は岩崎書店が送り出した怪談絵本の第10弾のご紹介です。文はとてもシンプルで短くて、なにかとんでもないことが起こっていそうなことを読者に暗示します。絵もシンプルでモノトーンに近く、やはり何か良くないことが起こっていそうと不安を与えます。読み返すうちにだんだん気味が悪くなってくるお話です。


 少女が掌に箱を持っています。
 なんの箱かわからなくなった小箱。
 開かない小箱。
 振ると中でコソコソ音がします。
 でもある雨の日、箱は開いていて、中味は何もありません。

 メダカの餌を入れてた箱。メダカはみんな死んで、箱は開かなくなりました。
 からっぽだったはずなのに振るとカサコソ音がする。
 風の吹く日に箱が開いていて、中には埃しか入っていませんでした。

 ハムスターが逃げて、引き出しが開かなくなりました。

 ノックするとカサコソ音がします。
 ここにいるの?
 曇りの日に開かなかった引き出しが開いて、中には小さな骨が。

 今度は犬がいなくなります。

 少女は部屋中の箱の中を探しますが、見つかりません。
 かわりにクローゼットが開かなくなりました。
 ノックをすると、中からベチャベチャ音がします。

 誕生日にクローゼットは開いていました。
 少女は怖くなって逃げ出します。


 また、誰かいなくなるの?
 また、なにか開かなくなるの?



 開かなくなった箱には何が入っていたの?
 誰が箱を開けているのかな?
 中に入っていたものはどうなったのかな?犬は見つかったのかな?
なくなるものがだんだん大きくなっているけど、次は。。。
 いろんなことが気になってしまいます。