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絵本紹介(208) 30000このすいか2015年07月05日 20:31

題名    : 30000まんこのすいか
作     : あきびんご
発行所  : くもん出版

 今日ご紹介する絵本ははたけのスイカがみんな逃げ出しちゃうという奇想天外のお話です。奇想天外のお話なので、結末も凡人の想像をかーるく飛び越えています。

 やまにかこまれたひろいはたけに、30000このすいかがのんびりとくらしていました。
 すいかたちはおひさまのひかりをたっぷりあびて、まるまるとそだっていました。

 あるひからすがとんできて、いいました。
 「みてごらん、うまそうになったね。あすにでもいちばにつれていかれるよ。」
 「かわいそうに。このこたちはたべられてしまうなんて ちっともしらないよ。」


 それを聞いたすいかたちは大慌てです。
 食べられるなんていや!!その前に逃げよう!みんなに知らせろ、暗くなったら逃げるぞ!

 夜になって、30000このすいかは弦を引きちぎって自由になりました。  「さあ いくぞ、みんな つづけ!」
 30000このすいかが一斉に必死になって逃げだしたので、道路はすいかの川になってどんどんあふれていきました。


 翌日もすいかたちは山を登って越えて逃げ続けて、夕方には海の見える丘の上にたどり着きました。
 海にはお日様が沈もうとしていました。


   「そうだ! おひさまについていこう」

 すいかたちは峠から一斉に海をめがけてころがりだしたので、すいかのなだれが起こりました。
 ぱっかーん ぱっかーん すいかたちは花火のように飛び散りました。


 朝になって、すいかたちが落ちた場所には真っ赤な池ができていて、おいしそうな匂いがプンプンしています。その匂いをかぎつけて、きつねもたぬきもさるもしかも、嬉しそうに集まってきました。


 そしてみんなでおいしいスイカジュースを飲みましたとさ、めでたしめでたし。。。。 とは、ならないのですこの絵本。

 ここからがすいかの根性のみせどころだったのです。
 続きは、是非あぷりこっとつりーで。


 すいかが逃げ出す。
 なんで今まで気づかなかったんだろう。
 今年は起こりますね必ず。ああ見えて、すいかは賢いから。
 かるおじさんの畑のすいか、だいじょうぶかなぁ。。。

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