http://apricot-tree.asablo.jp/blog/img/2013/06/17/29f71b.jpg

まんまるてん2015年02月25日 23:40

 今日はあぷりこっとつりーにかわいいどんぐり人形作品を置いて下さっているTeluさんのご紹介で、Teluさんのお嬢様の個展を拝見しに、銀座まで出かけてきました。

 実は只今、お近づきになれたイラストレーターさんたちに、あぷりこっとつりーの看板犬を描いて貰う企画を進めています。
 技法もキャリアも画材も異なる画家・イラストレーターさんたちに、看板犬という同じ素材を料理してもらったらどうなるのか?なんてことを思いついて、恐る恐る皆さんに打診してみました。
 「人の芸術を、そんなくだらないことに使わないで!」と怒られやしないかと思っていたのですが、みなさん興味を持って下さって、気軽にいいですよーと受けて下さっています。 春ごろには十人十色の看板犬が描きあがると思いますので、ちょっと楽しみにしています。

 で、Teluさんのお嬢様も絵を描いていらっしゃると伺って、無理を言って描いていただくこと承諾いただいたもので、ご挨拶も兼ねてお嬢様在廊を狙っての訪問でした。

 変なオヤジの来訪にびっくりされないかと心配したのですが、お嬢様、快く応対して下さいました。
 個展名「まんまるてん」の名前の通り、今回展示の絵は曲線がテーマの絵ばかり。曲線は始まりから終わりまでがつながっていて、終わりの先にまた始まりがあって、宇宙の時間を感じさせてくれます。そのためか、題材も木の実だったり、卵だったり、始まりを象徴していました。
 そして何より、色が素敵でした。ちょうど私個人的に大好きなアプリコットカラーに近い明るくて暖かい色合いで、ストライクゾーンでした。
 万人の憧れルーブル美術館も早足でしか見て回らなかった鑑賞音痴の私が、Teluさんのお嬢様の絵の前では、しばらく絵を”感じながら”安心した気分になれました。
 こんな曲線と暖かい色使いでワンコたちを描いて貰うのも、ありかも。

 「まんまるてん」も拝見してよかったなーと思えたのですが、個展が開かれている画廊が入るビルヂングも、昭和生まれには懐かしさてんこ盛りで素敵でしたよー。

 無機質な商業ビルが並ぶ銀座の一画に、いきなりそこだけタイムスリップしたようなレトロな(はっきり言えばおんぼろな)建物が残っていて、アパートでもない、マンションでもない、ビルヂングと呼びたくなります。


 玄関入ると階数が針で示されて、仲扉が格子のエレベーター。子供の頃銀座三越かどこかにあったような。。。


 階段はたくさんの人の昇降ですり減って、気を付けて踏みしめないとバランス崩しそう。


 廊下は狭くて天井が低くて、何から何まで不便で危険なのですが、とてもなつかしい。


 Telu様、こんなすてきなビルヂングの画廊での個展をご紹介下さりありがとうございました。
 まんまるてん。中央区銀座1-9-8奥野ビル5F ギャラリー松林で3月1日(月)まで開催中です。