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絵本紹介(163) Peter and the Wolf2015年01月22日 23:39

題名    : Peter and the Wolf
        Adapted from the Musical Tale by Sergei Prokofiev
作     : Erna Voigt
発行    : Blackie

 久しぶりの英語の絵本紹介になりますが、日本でも有名な物語「ピーターと狼」の絵本です。先日古本屋さんで見つけて、懐かしくて仕入れて来てしまいました。 ずっと忘れていましたが、3歳か4歳ころ、とてもお気に入りの絵本だったことを思い出しました。(もちろん日本語版)
 この英語の絵本の副題から知ったのですが、この物語が子供の為に作曲されたミュージカルに添って描かれたものだったんですね。
 そういえば、音楽付きで絵本を読んで貰っていたような、あいまいな記憶が。。。


 この物語では、登場人物それぞれがオーケストラの楽器で現されていて、登場のフレーズがあります。

 ピーター:バイオリン
 小鳥  : フルート
 アヒル : オーボエ
 ネコ  : クラリネット
 おじいさん : ファゴット
オオカミ :フレンチホルン
 漁師  : ティンパニー

 ある朝、ピーターは庭の作の門を開けっ放しにして、牧場に遊びに出かけました。

 牧場では、ピーターの姿を見つけた小鳥が嬉しそうに歌っています。

 ピーターが門を開けっ放しで出て行ったので、アヒルが牧場の池目指して庭から脱走してしまいました。
 アヒルが池に入ると、小鳥とアヒルは口喧嘩を始めました。
 「なんだあんた、飛べないの!」
 「そういうアンタは泳げないんだ!」
 夢中で言い争う二人にそっと近づくものがいます。
ネコです。そろりそろりと二人に這って近づいてあと一歩というところで、ピーターが気づいて「危ない!」と叫んだので、二人とも間一髪ネコから逃げました。
 そこへピーターのお爺さんがやってきて、ピーターが庭の門を開けっ放しにして牧場に遊びに出たことをとがめて、ピーターを連れ戻してしまいました。
 「牧場は危険だといったろう。オオカミに襲われたらどうするんだ。」

 ところが、お爺さんがピーターを連れ戻したまさにその時、牧場にオオカミが現れたのです。

 驚いた小鳥は飛んで木の上に逃げましたが、慌てて庭めがけて走り出したアヒルは、かわいそうにオオカミに追いつかれてペロリと飲み込まれてしまいました。


 さあ、大変。一部始終を見ていたピーターは。。。

 登場人物ひとりひとりが違う楽器で表現されているって、面白いですね。(どんな感じか聞いてみたいかたは、YouTube www.youtube.com/watch?v=G-rec6_u7Q0 をご参考下さい。)
 読み聞かせて貰っていたのがあまりに小さい時だったので、ストーリーはほとんど忘れてしまっていました。なんかピーターがオオカミに飲み込まれて、猟師さんがオオカミのお腹を切り裂いて助けたような話だった気がするんですが。。。 しかもその残酷さに毎回ドキドキしていたような。。。 でも今日ご紹介した絵本には、そんなシーンは出てきませんでした。
 オオカミのお腹から助け出されたのは、赤ずきんのお婆ちゃんだったかなぁ?