http://apricot-tree.asablo.jp/blog/img/2013/06/17/29f71b.jpg

絵本紹介(158) 108ぴきめのひつじ2015年01月01日 23:27

題名   : 108ぴきめのひつじ
作    : いまいあやの
発行所 : 文渓堂

   新年あけましておめでとうございます。
 本年もどうぞよろしくお願い致します。

 2015年最初の絵本紹介は、干支に因んでひつじのお話しから。


 メイはねむれませんでした。

 ミルクを飲んでも、本を読んでも。どんなことをしてもちっとも眠くなりません。
 いままでこんなことはありませんでした。

 そこでメイは思いつきました。
 「そうだ、ひつじを数えてみよう。10匹も数えたらすぐにねむくなっちゃうわ」

 ところが、10匹数えても、20匹数えてもぜんぜん眠くなりません。
 気が付けば、既に100匹を越えるひつじが、メイのベッドを飛び
越えていきました。。。

   「ひつじが106ぴき、ひつじが107ひき、ひつじが。。。」
 ゴツン!!

 えっ?! ゴツン?
 大きな音にメイはびっくり。
 108匹目はどうしたのでしょう?

 ベッドの後ろをのぞくと、床で108匹目のひつじが、おでこにたんこぶをつくってのびていました。

 「ぼく、とびこせないよ」 ひつじはべそをかきました。
 「みんなみたいにれんしゅうしているのに、ぼくだけうまくジャンプができないんだ。」

 それからメイと、108匹目のおかげで出番が回ってこない109番目から後のひつじたちも手伝って、108番目のひつじの特訓が始まりました。  でも、どれもうまくいきません。


 「こうなったら、こうするしかないわ」
 メイはのこぎりでベッドに穴をあけはじめました。
 えーっ!そんなことして、大丈夫なの?眠れるの?


 しかし、昔から眠れない時の定番はひつじ数え。なんでひつじなんでしょうね?
  自慢ではないですが寝つきが悪い方で、何をしても眠れない時は諦めて夜中から起き出したりしてます。(昼の会議中なら、いくらでも眠れるんですけどねぇ。。。)
  どんな夜でも確実に眠りに落ちれる方法、あったら是非教えて下さい。

 それでは皆様、良い初夢を!

正月なのに2015年01月03日 21:00

せっかくの正月、昨日から熱を出して寝込んでます。

本当は店を今日から始めるつもりだったのですが。。。
寝込んでみると、日頃の健康のありがたさがよくわかりますね。
何をするにも億劫で、日頃絶対欠かさない食事も、どうでも良くなってしまいます。

さて、もう一晩良く寝て、明日は店を開けたいな。
それにしても、寝過ぎて腰が痛いです。

皆様、風邪流行ってますので、くれぐれもお気をつけください。

インフルエンザでした。2015年01月05日 21:27

正月2日から始まった発熱。
特に喉が凄く痛いとか、気管支がゼーゼーとかでないのに、ゆっくり寝ても良くならず、??っととまどいました。

もしやこれがインフルエンザ?

まさかと思いつつ、でも知らずに人にうつしたらまずいので、休日診療の病院で診てもらったら。。。 あっさりA型インフルエンザの診断出ちゃいました。
人生初のインフルエンザ確定です。

今までも感染リスクが高い場所で、随分ズボラに過ごして来て罹った覚えが無かったので、自分はインフルエンザに罹りにくいんだろうと過信してました。

噂には聞いてましたが、なかなか辛いですね。もっと激烈な辛さかと想像してたけど、じわじわと辛い。体がだるくて、痛くて、熱くて。それが長く続く。私の場合、熱が下がっても味覚の一部がおかしくなったままで、このままだったらどうしよう。。。

こんな思いするくらいなら、面倒でもワクチン打っておくべきだったと、非常に後悔と反省してます。とほほほ。。。

ダメ押しで、私が発熱した直後に最悪を意識して共通の寝室から布団担いで避難したUshiさんに、「あなたは日頃から、人混みから戻って手洗いも、うがいもしないから」と説教されてしまいました。
ごもっとも!Ushiさんのリスク管理しっかりしてます。

寝込んでる間の細々した気遣いのありがたさとあわせて、また「この人について行こう❗️」と強く思うのでした。

3日、4日営業を休みご迷惑をおかけしたみなさま、ブログの絵本紹介覗いて下さったみなさま、大変申し訳ありませんでした。

道路標識ニューフェース2015年01月07日 23:59

 ようやくインフルエンザから続いた咳がほぼ止んだので、今日は今年初めて職場まで自転車通勤となりました。

 昨年末から、我が家の近くの道路には、冒頭の写真のような道路マークが増えました。
 自転車の進行方向を示すマークです。

 一目瞭然で、とても分かりやすいデザインだと思います。
 道路の右側には、矢印が逆になって同じマークが描かれています。

  昨年11月にUshiさんが自転車にぶつかられた我が家も前の道路。朝は出勤通学で駅に急ぐ人たちの自転車の群れが、恐ろしい形相で迫って来るちょっと異様な道路です。

 みんな電車の時間だけが一大事で、小学校前の横断歩道で父兄が旗で静止しているのに、その横を子供すれすれに走り抜けて行くような、マナーが極めて悪いんです。

 事実、Ushiさん事故のあと間もなく、この道で歩行者と自転車の接触を2回見ました。
 カナダ人のイアンさん(マウンテンバイクが趣味の自転車人)も、最近この道で雨の日の夜、向こうからバス停に留まるバスを追う抜くため右車線にはみ出して来た傘さし・片手・無灯火・猛スピードのママチャリが突っ込んでくるのを見つけて、衝突を避けるため手前で自転車を停めて待ちました。すると、相手は傘さしで前方が見えないのでイアンさんの自転車にもろに突っ込んで、二人とも路面に倒れたそうです。
 腹を立てながらも相手を助けようと手を差し出したら、
 「てめー、くそ外人!なんでそんなところで止まってんだよ! お前のお蔭でチャリ壊れちまったじゃないか、10万円もするんだぞ!」とわめいたそうです。(イアンさん、日本語あまりわからないので、だいたいそんな雰囲気)
 普段優しいけどバイキングの末裔、切れるとおっかないイアンさん(身長190cm)は、英語で、「無灯火、傘さし、車線逆送、スピード超過で止まってる私にぶつかって来た、どっちが悪いと思ってんだ!」と男のはるか頭上から、「愛と青春の旅立ち」の士官学校のオニ軍曹よろしく、どなり返すことに。(アレッ?伝わらない?)
 押し問答の末、警察に行こうとイアンさんが言うと、男は立ち去りそうになったので、男から自転車をもぎ取って、自分の自転車と合わせて2台を担ぎ上げて、最寄り交番に向かいました。
 男は逃げてしまったため、結局男の自転車だけを持ち込んで、イアンさんの奥さん(日本人)に駆け付けて貰って、トラブルの内容を届け出たそうですが、まったく同じ日本人として逆切れ男が恥ずかしいです。
 でもかわいそうなイアンさん、家に帰って奥さんに怒られたそうです。「なんでもっとちゃんと道空けて、トラブル回避できなかったの!」と。
 えーっ!それはかわいそうだぁー。

 話が横道で熱くなりましたが、ニューフェイスの道路標識、どこかでご覧になりました?
 多分警察は自転車と歩行者、自転車同志の事故の多発に、何らかの対策を打ち出してくる、その準備に入ったのでしょうね。
 自転車も乗り方講習会参加の義務付けとか、免許制にして違反すれば資格はく奪とか。

 法や自治体による厳しい規制も仕方ないですが、できれば自転車くらい、スピードとか効率ばかりに目の色変えずに、歩行者や弱者への思いやりを優先させて、良い気持ちになって乗りたいですね。

絵本紹介(159) ちびくろ・さんぼ22015年01月08日 23:40

題名    : ちびくろ・さんぼ2
文     : ヘレン バンナーマン
絵     : 岡部 冬彦
訳     : 光吉 夏弥
発行所  : 瑞雲舎

 今日は私にとって懐かしすぎて涙がでちゃうくらい久しぶりに再会した絵本のご紹介です。
 娘たちが絵本適齢期の頃、ちっとも見かけなくなって、人種差別的だと問題になって出版されなくなったと聞いたことがあります。(まっくろな顔に、大きくて分厚い唇が、黒人を侮蔑したステレオタイプの描き方だと問題視されたようです。) そんないわくつきの絵本、復刻版です。

 あるところに、ちびくろ・さんぼという男の子がいました。
 ちびくろ・さんぼが、おとうさんからもらったカナヅチで遊んでいると、お母さんが「ちょっときてごらん!」と呼びました。

 お母さんのところに行ってみると、かごの中にかわいい赤ちゃんが二人寝ています。

 「これ、ぼくのおとうとなの?」
 「そうよ、おまえのおとうとさ」
 ちびくろ・さんぼは大喜びで、弟たちをちびくろ・うーふ、ちびくろ・むーふと名付けて、とてもかわいがりました。

 ちびくろ・うーふ と ちびくろ・むーふが2歳になったころ、ちびくろ・さんぼがジャングルに薪をとりに行っている間に、二匹の悪いサルがやってきて、ふたりを連れ去ってしまいました。


 ジャングルから帰って、弟たちがサルにさらわれたことを知ったちびくろ・さんぼは、お母さんと一緒にわるいサルが逃げた木を見つけようと、ヤシの木の林を探しましたが、なかなか見つかりません。

 すると、1本の木の上から、涙が地面にポタポタポタポタ降ってきます。
 この木の上にいるに違いないと、ちびくろ・さんぼは、ヤシの木にカナヅチで太い釘を打ち込んで、それを梯子にして高ーいてっぺんまで弟たちを探しに昇っていきましたが。。。。


 さぁ、ちびくろ・うーふ と ちびくろ・むーふは無事なのでしょうか?
 わるいサルたちにいじめられていないでしょうか?
 ちびくろ・さんぼは弟たちを、無事に連れて帰って来れるのでしょうか?
 (その前に、どうして赤ちゃんを見るなり”おとうと”とわかったのか、疑問を解かなければなりませんが。。。 50年悩んでます。)

   もう何十年も存在を忘れていた絵本なのに、再会した途端、50年前の3歳の自分が勝手にフラッシュ・バックしてきました。
 その時住んでいた家の間取り、周りにあった家具。この絵本がだいだいだいのお気に入りで、絵本がボロボロになっても繰り返し繰り返し見返して(まだ読めない時期でした)いた記憶が、急にポッと火を灯したようです。当時どれだけあのにくたらしいサルたちを懲らしめてやりたいと思ったかも。。。

 本当は、ちびくろ・さんぼ1の、あの有名なトラがバターになってしまうお話がさらにもっと好きなのですが、きっと近いうちにどこかで会えるでしょう!