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絵本紹介(150) ぼくはうちゅうじん2014年12月04日 23:57

題名   : ぼくはうちゅうじん
文    : 中川 ひろたか
絵    : はた こうしろう
発行所 : アリス館

 昨日のハヤブサ2の打ち上げ、盛り上がっていましたねぇ。先代のハヤブサの感動的な帰還で、宇宙への興味を持った人が増えた感じですね。今回は10月に発行されたばかりの「ぼくはうちゅうじん」という絵本のご紹介です。
 両親とキャンプで星空を観察した男の子が、宇宙には無数の星があること、地球も宇宙の星のひとつであることを教わって、自分も宇宙の一員なんだと理解していくお話です。

 キャンプに出かけた”ボク”は、おとうさん、おかあさんと明け方の星空を見上げて、オリオン座を見つけます。

 そして、オリオン座に関するギリシャ神話や、他にもたくさんの星座があることを聞いて、昔のひとの想像力の豊かさに驚かされます。

 そして月も太陽も、地球も星であること、星には太陽のように自分で光ることのできる恒星と、恒星の周りを回る惑星があることを教わります。


 それから太陽や地球がある、私たちの銀河系には、恒星が2000億個くらいあって、宇宙にはそういう銀河系が1000億個くらいあって、宇宙の広さはまだよくわからなくて。。。 とおとうさんから教えてもらういますが、それならきっと地球みたいな星があって、宇宙人は絶対いると考えるようになります。

 その宇宙人から見たら、ぼくたちは宇宙人なんだぁと気づかされました。



 身近な夜空から、壮大な宇宙へ。読んだお子さんの興味が広がっていくように構成されたお話です。この絵本を読んで宇宙に興味を持ったお子さんが、やがてハヤブサ3を開発する日が来るかもしれません。  スケールの大きな絵本です。