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見習いたい旅立ち2014年11月18日 23:42

 先日、その生き方に憧れて、結婚披露宴では頼み込んで媒酌人を引き受けて頂いた、人生の大先輩から葉書が届きました。

 要約すると、

 「皆様師走を控えてお忙しいことと思います。私、急に思い立って、輪廻転生曼荼羅の旅にでかけます。半世紀前に経験した世界一周の旅よりも心躍らせています。これまでお世話になり、ありがとうございました。さようなら。」

 あわててご家族に連絡して事情伺うと、1年ほど前にガンと診断されながら、ご本人の希望で積極的な治療は行わず、痛みの緩和ケアーだけを選択されたとか。そしてご希望通り、先月眠るように静かに息を引き取られたそうです。今回いただいたお葉書は、ご本人が生前にご家族に託された、知人友人への訃報であることがわかりました。

 最期までユニークでおしゃれな旅立ち方に、不思議と悲しさが薄らぎ、「さすが。いってらっしゃい。」とつぶやいてしまいました。


 50歳を過ぎると、親を含め、人生の先輩たちがさまざまなやり方で生を閉じられる機会に立ち会うことが増えてきました。

 そして自分の人生も、残りはそんなに長くはないことに気づかされ、あと何を優先的にやりたいのか、人生に幕をどんなふうに引きたいのか、真面目に考えるようになってきました。

 よく耳にする、ピンピンコロリで苦しまず悩まずあっさり逝けたら、たぶん一番良いのですが、そうそううまくいくとは限りません。
 いつどんな状態になっても、やり残しがないように、望まぬ延命が続かぬように、折に触れてUshiさんや子供たちに伝えるようにしています。
 そんな時に旅立たれた憧れの人は、また一つ自分のこれからにヒントを残して行って下さいました。

 AKTさん。生まれ代わられても、素敵な生き方のお手本の続きを、どうぞ見せに来てください。ありがとうございました。