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注意一秒2014年11月11日 23:04

 最近自転車の傍若無人な走りに恐怖を感じる機会が増えています。

 すぐ脇を猛スピードですり抜けていく。曲がり角をスピード落とさずに曲がって来て、目の前で急ブレーキをかける。青の横断歩道を渡っていると、堂々と信号無視して目の前を横切っていく。

 どれも相手のマナーが悪い行為であることはわかっていますが、ぶつかったらより痛いのは確実に生身の歩行者。

 だから日頃からUshiさんとは、例えこちらが優先でも注意と確認で、無謀な自転車に怪我させられないようにしないとね、と言い合って来ました。

 でも、今朝は職場に着いた途端、搬送される救急車の中からのUshiさんの電話を受けることになってしまいました。

 動揺して言葉がうまく出てこない本人に代わった救急隊員の話では、路上で自転車とぶつかって、頭と足を打っているとのこと。その日の予定をすべてキャンセルして、慌てて運ばれた病院に向かいました。

 救急センターについてみると、弱弱しく横たわるUshiさんの姿。お医者さんの説明では、頭部のCTや打撲部のX線では、脳内出血や骨折など重篤な症状は認められなかったとのこと。ただ、事故後路面に倒れこんで救急車を待っていたため、体がすっかり冷えて、ガタガタ震えた状態でした。

 数時間して、ぶつかった当初より痛みが少し引いてきたUshiさんでしたが、よぼどショックが大きかったようで、ぼおっとして考えもまとまりません。事故は物理的な傷だけではなくて、精神的な傷も残してしまうものなんですね。

 今回の事故、Ushiさんにも不注意だった点がありました。
 やってきたバスに乗ろうと、一方通行の道の、車が走って来る方だけを確認して、道を慌てて横断してしまったのです。そこに逆方向から猛スピードで走ってきた自転車が突っ込んで、Ushiさんも、自転車に乗っていた学生さんも数メートル吹っ飛んだそうです。

 そんなクラッシュだったのに、幸いUshiさんも学生さんも軽傷で済んで、夕方までには補償の問題も話し合いが付きました。今は痛みとショックは残っているけどUshiさんが、我が家の子供たちに今日の怖かった出来事を茶の間で語っています。よかったぁ、不幸中の幸いでした。
 ちょっと間違っていたら死人が出ていてもおかしくなかった。
 
 本当、ダサい、のろいと言われても、あの角から車が飛び出してくるかもしれない、信号は青だけど、横から突っ込んでくる自転車があるかもしれないと、いつでも臆病なナキウサギみたいにきょろきょろしながら注意深く歩きましょう。
 思えば、小さい頃大人気だったテレビの木馬座アワー(ケロヨンが出てくるやつ)のオープニング曲、真理を唄っていたなぁー。

 ♫ みぃーぎみぃーてー、ひだりみて、もぉーおいーちどみぎをみてー(右見て左見て、もう一度右を見て)🎶

 あれっ?古すぎてついて来れません?