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「女たちの戦争と平和資料館」へ。2014年08月22日 23:13

 今日はちょっと用事があって早稲田に出かけていました。

 ついでに、前から気になっていたいわゆる従軍慰安婦関連の資料を展示している、wamという団体の「女たちの戦争と平和資料館」を覗いてきました。
URL : www.wam-peace.org

 資料館は早稲田大学関連の建物の中にひっそりと設けられていて、看板も案内も見当たらなかったので、ちょっと迷いました。

 考え方の対立があるとても難しい問題なので、すごく政治色の強い資料館だったら嫌だなと心配しましたが、まったくそんな心配はなく、図書館のように静かなスペースの主に壁に貼られたパネルを、訪問者が勝手に見ていくスタイルでした。

 私が訪れた時間には、もう一人40代くらいの男性と、英語を話す外国人4人のグループが訪れていました。

 従軍慰安婦問題というと、韓国での嫌日運動の材料の様な報道ばかりが目立ちますが、実は日本人、中国人、韓国人、台湾人、フィリピン人、インドネシア人、タイ人、オランダ人など、実に多くの国の人が、元慰安婦としてひどい扱いを受けたと証言しています。
 逆に慰安所を管理したり、利用したりした元日本兵の方々からの、謝罪と反省の証言もありました。

 従軍慰安婦の募集管理には国は関与していない、彼女らは強制されたのではなく、自主的にやってきた売春婦だったと言う人もいます。
 でも私は証言者たちの意思に反して慰安婦にさせられたという言葉に嘘はないと感じました。
 
 かつて自分の国の軍隊が非道な集団だったとはなかなか信じたくないことです。でもその時代の事実や狂気から目をそらしていたら、同じ過ちを繰り返すかもしれません。
 私たちが思う以上に慰安婦問題に対する世界の目は厳しいようです。世界に信頼されて仲良く付き合える国民になるために、まずは正確な過去に向き合っていきたいと考えました。

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