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絵本紹介(108) 雨、あめ2014年07月06日 22:12

題名   : 雨、あめ
作    : ピーター・スピアー
出版社 : 評論社

 なんとなく憂鬱な雨の季節。
 でも子供の頃は黄色いカッパがお気に入りだったり、買ってもらった長靴を早く履いてみたかったり、雨の日が待ち遠しかったことありませんでしたか?

 この絵本は文字の無い絵だけの絵本ですが、ページを開く毎に子供の頃に雨の日にワクワクした気持ちや雨の思い出が蘇ってきました。

 庭で幼い姉弟が遊んでいると雨が降り出しました。
二人は急いで家に戻ります。

 家に戻った二人はお母さんに、レインコートにレインハットに雨靴、そして傘を用意して貰って、雨の街を探検に出かけました。


 空き家では雨どいに枯葉が詰まって、雨が雨水が滝の様に降っています。
子供たちがこんな楽しい滝を放っておくわけがない。さっそく滝の下に突入です。

 蜘蛛の巣は雨粒が輝いて真珠の首飾りみたい。


台車に溜まった水はもちろんジャバー。 楽しいぃー!!


道路の側溝はあっという間に川に変身。
 さっそく入ってみることにしました。長靴の中まで水浸しだけど、気にしない気にしない。

 雨の中の冒険を楽しんだ二人が家に帰ると、お母さんはびしょ濡れの二人をそのままお風呂に入れてくれました。

何もかもびしょびしょでドロドロかもしれませんが、怒らないであげてくださいね、お母さん。 雨の日の冒険は、きっと子供たちの一生の思い出になりますよ。
 ピーター・スピアーの絵が優しくて繊細で素敵な絵本です。

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