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タイの首相失職のニュース2014年05月07日 22:05

 ちょっと考えさせられた今日のニュース。
 
 長いことタクシン派(赤軍団)と反タクシン派(黄軍団)の対立で国が二分されて混乱が続いているタイですが、今日、タクシン派のインラック首相が、憲法裁判所から憲法違反の判決を受けて首相失職したそうです。

 一体赤軍団と黄軍団とどちらが正しくてどちらが悪いのかさっぱりわからないし、今回の違憲の判決もフェアなものか、策略的なものか知りません。
 混乱している国で、首相が首になったらますます混乱して、そこで生活している人たちにはたまったものではないだろうなと想像します。
 
 でも憲法が為政者の上に君臨する姿は、まさしく憲法の存在意義を体現していて、これぞあるべき姿ではないかと感じ入りました。

 首相が御用学者に屁理屈並べさせて、「専門の学者先生もおっしゃっているように、黒と書いてあっても意味は白です。」なんて憲法を骨抜きにしようとしているこの国。 やられっぱなしで悲しくなります。

絵本紹介(93) おにいちゃんといもうと2014年05月09日 23:58

題名    : おにいちゃんといもうと
文     : シャーロット ゾロトウ
絵     : はたこうしろう
文     : おーなり由子
出版社  : あすなろ書房

 出版されてもうすぐ1年になる新しい絵本ですが、訳が「Love Letter」、「幸福な質問」のおーなり由子さん、絵が「サウスポー」のはたこうしろうさん(お二人は夫婦)と言うことで、読む前からワクワク、読んで甘酸っぱい気持ちになった絵本でした。

   あるところに妹をからかうのがだーい好きなお兄ちゃんがいました。

 お兄ちゃん 「お前のベッドに痛いとんがった画びょうをたーくさんいれておいたからな。」
 いもうと   「そんなのやだー うわーん!」
 お兄ちゃん 「うそだよ、ばーか。」


 お兄ちゃん 「おまえが大事にとっているキャンディー、たべちゃおー」
 いもうと   「だめー! うわーん!」
 お兄ちゃん 「うそだよーん。」

 お兄ちゃん 「頭の上で、卵をわってやるぞー。」
 いもうと   「やだよー。くすん。」
 お兄ちゃん 「くっくっくっ。」
 あれれ、大泣きしないのね。


 お兄ちゃん 「おまえが育てている花、全部つんじゃうからな。」
 いもうと   「やめて、あっちいって。」
 お兄ちゃん 「。。。。」
 あら、妹反撃。

 小さな妹はお兄ちゃんにからかわれてばかり、でもだんだん様子がかわってきましたよ。


 ある日、妹は一人でお絵かきに夢中になっていました。
 そこにお兄ちゃんがやってきて、
 お兄ちゃん 「部屋に鍵かけてとじこめてやるー。」
 いもうと   「。。。。。」 お絵かきを続けています。

 お兄ちゃん 「お前のぬいぐるみ捨てちゃうぞ!」
 いもうと   「。。。。」
 お兄ちゃん 「ほんとうに捨てるぞ!」
 妹は知っていました。お兄ちゃんは本当はやさしいんだって。


 男の子って、なんで好きな子や気になる子にちょっかい出していじめちゃうんでしょうね? 女の子はいつも冷静でかるーくあしらっちゃう。生まれつき役者の格が違いますよね。今でもかなわない。

 わたしの周りにもいたいた。振り向いて欲しくてついついやりすぎちゃう憎めない男の子。 いまごろどこでどーしているかな、あの子。

5/10 あぷりこっとつりーこぼれ話2014年05月10日 23:15

 よく晴れたけど風がとても強かった今朝の東京。
 自宅から店まで約40分の自転車通勤では、埃が目に入ってもう大変でした。

【高畠じゅん子さん展覧会】
 4月19日にこのブログで勝手に続けている絵本紹介でご紹介した、「よいこはもうねるじかん」の作者高畠じゅん子さんが、あぷりこっとつりーから歩いて5分くらいの場所で個展を開いていることを知りました。

 「よいこはもうねるじかん」がすごくかわいらしいい発想の絵本だったので、高畠さんに会ってみたくて、店番をUshiさんにお願いして展覧会覗いてきました。

 高畠じゅん子さんの「はじめまし展」は、明治通りの神宮前1丁目信号そば、DIESEL原宿店の横からトルコ大使館の方に入る路地あるPETER'Sというギャラリーで14日まで開かれています。www.asahi-mullion.com/event/detail/10367
 ギャラリー半地下状の1階では高畠さんが最近力をいれている切り絵が展示されています。さすが絵本作家さん、どの絵もホットさせられたり、クスッとなったり、かわいらしい作品ばかりでした。2階壁にはオリジナル絵本の「かわいこちゃん」の原画が展示されていて、一周すると物語を読み終えることができるようになっていました。
 まだ出版されていない絵本ですが、これもあたたかないいお話でした。

 そして高畠さんご本人。経歴では現在子育て中のお母さんとなっているのですが、思っていたよりずっと若くてかわいらしい。 お会いしたら聞いてみたいことがたくさんあったのに、緊張してろくなお話もできずにサイン絵本を購入して早々に逃げ帰ってきてしまいました。
 はぁー、どうして美人に弱いかねぇー。

【四半世紀前のご近所さん】
 ちょうど25年前に群馬の前橋で暮らした時期があります。
 その時のアパートでUshiさんが仲良くなったTさんが、わざわざ店を探して遊びに来て下さいました。
 前橋を離れてからUshiさんとの間で年賀状のやり取りくらいはありましたが、昔を懐かしんで訪ねて頂けるなんて大感激で、想定外の田舎だった当時のアパート周辺の思い出話に花を咲かせてしまいました。
 でも、当時30歳前でもっとスリムで、髪だって黒々ふさふさだった私の激変をすぐには理解できなかったTさん。しばらくの間Ushiさんがダンナを変えたんじゃないかと疑って、目が宙を浮いていましたっけ。
 スイマセン。膨らんで老けただけなんですー。

【今日の看板犬】
 今日もたくさんのお客さんやワンパク坊やとの出会いでお疲れの看板犬大きい方と小さい方。自宅に戻ってやっとリラックス中。

絵本紹介(93) おかえし2014年05月12日 23:44

題名    : おかえし
文     : 村山 桂子
絵     : 織茂 恭子
出版社  : 福音館書店

 ここのところ比較的新しく出版された絵本をご紹介していましたが、今日は1985年初版の懐かしい絵本「おかえし」のご紹介です。
 ちょうど我が家の上の子が幼稚園の頃大好きでいつも大笑いしていた絵本ですが、大人は案外思い当る経験があって、単純には笑えないかもしれません。

 ある日たぬきの家の隣にキツネが引っ越してきました。
 引っ越しの荷物を片付けたキツネの奥さんは、さっそくお隣のたぬきのお家に、かごいっぱいのイチゴを持ってあいさつにいきました。

 「今度隣に越してきたキツネです。これはほんのつまらないものですが。。。」

 イチゴを受け取ってたぬきの奥さんは大喜びして、なにかお返しをしなきゃと考えて、家にあった掘りたての筍をもってキツネの家を訪ねました。
 「先ほどは結構なものをありがとうございました。これはつまらないものですが、お返しです。」


 立派な筍をもらったキツネの奥さんは、なにかお返しのお返しをしなければと今度はたぬきの家に花瓶を届けて、たぬきの奥さんはそのお返しのお返しのお返しに絵とつぼを持っていきました。

 こうしてお互いにプレゼントの応酬が始まりますが、どちらも相手の好意がうれしくて、今度は自分が相手を喜ばせたくてプレゼントの価値がどんどん上がっていきます。


 やがてはお互いに家財道具を丸ごとあげ合って、もう家の中にあげるものがなくなって、とうとうあんなものまであげてしまいます。


 キツネの奥さんとたぬきの奥さんのお返し合戦、結末はさてどうなるのでしょう。
「これは○○のお返しのお返しのお返しのお返しです。」とか、「こちらは先ほどの△△のお返しのお返しのお返しのお返しのおかえしです。」とか、お返しがたーくさん繰り返されるキツネとたぬきの言い分が、我が家の娘は大大大好きでした。


   大人って、時々この手のお返しループにハマりますよね。例えば職場の同僚に買って帰る旅のお土産。
 「この前貰っちゃったから、買って帰らなきゃまずいよねー。」と、旅先の名前が包装に書かれて、できるだけ沢山はいって、箱が大きくも重くもなくて、小分けされていて配りやすくて、日持ちがして、お値段が手ごろなお菓子を探し求めたりしてしまいます。
 先日佐賀土産で求めた吉野ヶ里クッキーは、20枚入りで\540! 味も悪くなくて理想的なバラマキお菓子でした。

心痛むこと2014年05月13日 23:55

【お知らせ】
  5月17日(土)、18日(日)は都合により店の営業休ませていただきます。


 何事も楽な方に流されてきた我が家の下の子。
 大学ではある国家試験の受験資格を取得できるコースに進んだものの、きっと受験せずにあきらめるんだろうなーと思っていました。
 実際、去年の秋口を過ぎても試験勉強を始める気配がなく、試験の高合格率を確保したい大学から、「受験を辞退したら」という文書まで届いてしまう低空飛行でした。
 ところが今回ばかりは期するところがあったのか大人になったのか、年末からの集中した猛勉強で、まさかまさかの高得点で試験合格してしまいました。

 さて青くなったのは父親。偉そうなこと言ってきましたが、履歴書の資格・免許欄に運転免許しか書くことが無い我が家で唯一の存在になってしまいました。
 結局一番楽な方に流されているのは私でしたね。ゴメンナサイ。


 話はちょっと飛躍しますが、私たちは普段自分たちが学びたいときに学びたいことを学ぶことのできる幸せな環境にいることを、平和であることを、もっと大切にしなければなりませんね。

 ナイジェリアでは「女性に西欧的教育を受けさせることは罪悪だ」と狂気の屁理屈を語る武装集団によって、大勢の女子学生が拉致され、人権を奪われたままもう1か月以上が過ぎようとしていますが、救出の糸口が未だ見つかっていません。
 アフガニスタンでは女性の学ぶ権利が不当に奪われている現実を欧米に向けて訴えたマララさんが、イスラム原理主義を掲げるタリバーンによって襲撃される事件が起きたことも記憶に新しいところです。

 人が人らしく生きる為に、学ぶという行為はとても大切な役割を果たしているのはずです。その生きる権利にも等しい学ぶ権利を性別を理由に奪うことなど、絶対に許されるはずがありません。

 心痛む事件が一日も早く解決することを祈り、こんなひどい事件が起きる背景についてもしっかり考えて行かなけれいけないと思うようになりました。
 日本だって他人事でなく、理不尽な力で自由を奪われる日が案外近づいているかもしれないので。