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19日(月)ルーブル、アベス、バスティーユ2014年05月20日 16:50

 Ushiさんも私もパリの美術館で、オルセーとオランジェリーには行ったのですが、大御所ルーブルはまだ行ったことがありませんでした。
 チケットを買うのに長蛇の列とか、とても1日で見て歩けないとか聞いていたので、なんとなく気が引けて。

 でも月曜日の朝、雑貨探しに歩くにはまだ店が開いていないということで、ルーブルでも見てみるか(ルーブルファンの皆様ごめんなさい)と言うことになり出かけて来ました。

 9時頃到着したので、いくつかあるチケット売り場の行列も20人くらい、しかも券売機はノーマークで待たずにチケットが買えました。
 三翼ある巨大な建物は入り口が別なので、とりあえず最初はモナリザが展示されているというDenonという建物に入って見ました。
石造りの荘厳で天井が高い建物の2階に上がると、長い廊下が続いていて、その両側にフレスコ画がびっしりと展示されていましたが、正直なところ一点一点の違いや良さは理解できず、とりあえずモナリザまで。
 40年くらい前に上野の美術館で2時間以上並んで10秒だけ見たあの絵との再会。でも感動無し。ほとんどの人も記念撮影の対象としか見ていないようで、カメラに収まった自分とモナリザをみて満足して次に向かっていました。

 そんな感じで駆け足で他の有名な絵をはしごで回って、11時過ぎにはルーブルを出てしまいました。個人的にはオルセーで印象派の絵を見たり、オランジェリーで巨大なモネの睡蓮をゆっくり座って眺めたりできた美術館の方が思い出に残りそうでした。

 ルーブルを後にして今度は地下鉄でモンマルトルの麓、アベス駅に向かいました。
 目的はおいしいと噂のパン屋さんでバケットを買うこと。パリでは毎年バケットコンクールがあるらしく、ここ数年マンマルトル界隈のパン屋さんが1位を受賞していることをUshiさんがリサーチ済み。そこでアベス駅近くで2010年1位のル・グルニエ・ア・パンと2011年1位のオ・ルヴァン・タンタンの2軒でバケットを買って、それぞれ1/3をホテルで味見、残りはジプロックでパックしてお土産で持って帰ることにしました。

 味見したところ、2つの店のバケットは全然違います。ル・グルニエ・ア・パンのバケットは中がふわふわで噛んでいると甘くなってくるタイプ、オ。ルヴァン・タンタンのバケットの中はからっとしていてちょっと茶色くて少ししょっぱい。でも噛んでいるとパンの良い香りが鼻の奥を刺激します。どちらもおいしくて甲乙つけがたい。アベスに住んで日替わりで味わいたい味です。

 アベスから坂を下ってサンピエール広場を左手にみながらさらに下ると、リビングストン通りの両側は布地や洋裁グッズを売るお店が軒を連ねてとてもカラフルです。そんな店々を冷やかしながら、ちょっとかわいい飾りボタンがあったので思わず買ってしまいました。なんかに使えるかなぁ?


 モンマルトル界隈からまたメトロで今度は昨日歩いたマレ地区の東、バスティーユという駅周辺で、いくつかのガイドブックにかわいい雑貨が揃っていると紹介されたレ・フルールという店を訪ねて見ました。
 バスティーユ界隈は建物は古くて趣深いのですが、表通りにはブランドショップも並ぶ新興おしゃれエリアといった感じの街です。でもちょっと裏道の小さな店は月曜日軒並みお休み。
 あれれと思いましたが、レ・フルールは開いてました。よかったぁ。

 レ・フレールはいかにも女子好みのの店構えで、アクセサリー、文具、食器、布製品と雑貨オールラウンド。確かに趣味も良い。
 我々の他にも欧米人の観光客が次々来店していて、パリ雑貨の店として相当有名みたいです。でも、有名だと自然と高ビーになって店主の愛想は悪いし、品物がどれも高い。残念ながらうちが仕入れられるレベルではなかったので、せっかく遠くまで来たけど早々に退散しました。

 メトロのバスティーユ駅まで戻る途中、日本の漫画やアニメのキャラクター、コスプレ衣装を扱う店があつまったMANGA DORI に遭遇。MANGAはすでに世界共通語みたいですね。

 今日も午後の暑い日差しの中歩き回ったせいで、たぶん熱中症。バスティーユ駅に着いた頃から妙に体がだるくなったので、まだまだ日は高かったけどおとなしくホテルに戻ることにしました。

 あー今日もあまり収穫なし。パリの物価が恨めしい。