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国際子ども図書館に行ってみました。2014年04月25日 23:53

 以前あぷりこっとつりーに来店したアメリカ人のお客様が"Amaizing !" と絶賛していたので、ずっと気になっていた上野の国際子ども図書館を数日前に訪ねてきました。

 国際子どもの図書館は上野公園の北西のはずれ、東京国立博物館と東京芸術大学に挟まれた一画にあって、JR上野駅から徒歩10分くらいです。1906年建築の旧帝国図書館を再生利用した石造りの重厚で立派な施設です。


 この図書館、国立国会図書館の一つなので誰でも入場は無料。  館内は1Fが子どものへやと世界を知るへや、2Fが資料室、3Fが本のミュージアムとホールになっています。

 1Fの子どものへやは、部屋いっぱいに円形に配置された木製本棚と、中央にやはり木製の円形机とベンチがあって、子供たちが棚から好きな絵本や児童書を取ってゆっくりと読むことができるような心づかいがされています。

 後になって気づいたのですが、館内写真撮影禁止。知らずに写メってしまったけど、他の利用者のプライバシーは映っていないので1枚だけご紹介。


 2Fの資料室は子どもの本をじっくり研究できそうな開架式の閲覧室になっています。利用するときは、カウンターで氏名と住所を記録する必要があるようです。

   3Fのミュージアムでは日本の子ども文学と題する展示が行われていて、大正時代に子供向け雑誌が刊行されてから現在までの、その時代を代表する児童書、絵本が、その時代の解説を伴って展示されていました。
 子供の頃夢中で読んでワクワクしたのに、すっかり忘れていた本のいくつかを展示の中に見つけて、「あーそうだ、これだぁー。」と子供の頃の思い出が蘇ったりしました。

 
 おなじく3Fのホールでは、5/25まで「絵本で知る世界の国々」という企画展示も行われていました。この展示では普段全く出会う機会のない欧米以外の南米やアフリカや東欧・北欧の絵本も数多く展示されています。時間が無くて一つ一つじっくり中を見ることができなかったので、期間中にもう一度見に行きたいなぁ。

 "Amaizing !"だったかと聞かれると、想像の範囲内だったのですが、平日の昼間だったこともあって利用者はほとんど大人で、集中して子どもの本について学べる贅沢な施設でした。