http://apricot-tree.asablo.jp/blog/img/2013/06/17/29f71b.jpg

Quince again 花梨再び2013年11月08日 23:33

 カナダ人のイアンさん。今日は先週夢中になって話してくれた花梨とゆずをおすそ分けに持ってきてくれました。
 どちらもイアンさんが勤める学校の庭で採れたものだそうです。

 先週金曜日、学校の花梨の木から立派な花梨の実を20個近く採ったこと、インターネットでおいしそうな調理法を見つけたことを目を輝かせて語ってくれたイアンさん。
 日曜日の朝突然メールで、「今ひま?これから花梨届けようと思うんだけど。 すごいおいしさに興奮してるんだ!」と連絡してきてくれました。
 連絡を貰った時、残念ながら私もUshiさんもすでに店に出てしまっていて、家には夜遊びから遅く帰ってきた子供が寝ているだけだったので、届けてもらうことできませんでした。

 そして今日。忘れずに花梨にゆずまでつけて分けてくれました。

 イアンさん、花梨を4時間ぐつぐつ煮込んで、甘く味付けして、フレンチトーストに乗せて食べたら、もー最高だったそうです。
 曰く、「バラの花園に似た香りと、今まで経験したことの無い食感」とか。

 その話を聞いて黙ってはいられない。
 イアンさんのレッスンが終わった後、さっそく花梨と格闘始めてます。

 花梨。確かに甘いさわやかな香りと、一見旨そうなボディー。  でもいざ切ろうと思うと、普通の包丁では心もとない。出刃包丁の出番です。たぶん、固いかぼちゃを切るような感じ。
 切ってみると、中心にごちゃっと種がまとまって、種の表面はべとべとするゼリー状の液に覆われていて、なんかアケビみたい。

 果肉は見た目はリンゴみたいですが、とてもかたくて、ちょっとかじってみると渋くて酸っぱくて、絶対食べようとは思えない味です。しかも切って空気に触れたそばから茶色く変色して、「ほんとうに旨くなるんかいな?」と疑心暗鬼にかられました。

 イアンさんからは、皮と芯の渋みが強いから、きれいに取り除いた方が良いよとアドバイス受けていたので、一所懸命切り取ろうとするのですが、まるで鉛筆削っている固さ。カットといい、皮むきといい、非力な女性では、かなり骨が折れるかも。

 イアンさんは煮ること4時間、イアンさんに教えてもらったトルコ風スローローストではオーブンで焼くこと5時間。どちらも柔らかくなるまで尋常でない加熱が必要だという情報なので、できるだけ薄く小さく切って、保温効果の高い土鍋で煮込んでみることにしました。
 土鍋に薄く小さく切った花梨の果肉と、イアンさんお勧めのレモンを入れて、果肉がしっかり浸るくらいの水を加えて沸騰するまで10分くらい火にかけて、沸騰したら火を止めてしばらく余熱で調理。(Ushiさんにガスの無駄だから、火をこまめに消してといわれて。。。)
 でも30分くらい加熱したら、タケノコくらいの柔らかさになって、1時間も加熱したら、リンゴくらいの柔らかさになりました。色も少し黄色っぽく変化。
 心配していたより、柔らかくなるまでの時間、短かくて済みそうです。

 今晩のところは、調理ここまで。
 明日はいよいよ砂糖で甘い味付けして、砂糖煮として食べてみたり、ジャムまで煮込んでみたりしてみますね。
 乞ご期待。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://apricot-tree.asablo.jp/blog/2013/11/08/7048280/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。