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絵本紹介(28) ― 2013年08月31日 22:02
題名 : ないしょのおともだち
文 : ビバリー ドノフリオ
絵 : バーバラ マクリントック
訳 : 福本 友美子
出版社 : ほるぷ出版
「ないしょのおともだち」は、2世代にわたる女の子とネズミの心の交流の物語です。お話も素敵ですが、絵がとても細密でかわいらしくて、細部までよく見ると、くすっと笑える発見があったりする楽しい絵本です。
むかし、大きな家にマリーという女の子が住んでいました。
その大きな家の隅には、小さなネズミの家もあって、ネズミの女の子が住んでいました。
ある晩、食事の後片付けをしていたマリーはフォークを床に落としてしまいました。同じころ、やはり食事の後片付けをしていたネズミの女の子はスプーンを床に落としてしまいました。
フォークを拾おうとしたマリーは、偶然床の高さに開いた壁の穴のなかで、ネズミの女の子がスプーンを拾おうとしている姿を見ます。
互いに気が付くマリーとネズミ。でもどちらも家族から、「ネズミは不潔」「ヒトはずるくて怖い」と教えられていたので、家族には内緒にしました。
それから毎晩、フォークをわざと落として拾うマリーと、スプーンをわざと落として拾うネズミの女の子。やがて二人は手を振り合うようになります。
マリーはだんだん大きくなって、やがて独立して大きな家から出ていきます。
ネズミの娘も大きくなって、大きな家にある小さなネズミの家を離れます。
こうして、もう会うことができなくなった二人。
やがてマリーはお母さんになって、家族と一緒にとても大きな家にすみました。
ネズミの女の子もお母さんになって、家族と一緒にとても大きな家の隅にある、ちいさな家に住みました。
そしてある晩マリーの娘のマリアは、床に落とした本を拾おうとして、やはり本を拾おうとしていたネズミのネズネズと目が合うんです。
なんかほっとする優しい物語です。
もうひとつ感心したのは、さすがトム&ジェリーを生んだアメリカ。大きな家の隅にはちゃんとネズミの家があるんですね。
ネズミのお家のクッションが使い古しのティーバッグだったり、ネズネズのベッドが洗濯ばさみでできていたり、細かいところに注意すると面白い発見ができますよ。他にも探してみて下さい。
文 : ビバリー ドノフリオ
絵 : バーバラ マクリントック
訳 : 福本 友美子
出版社 : ほるぷ出版
「ないしょのおともだち」は、2世代にわたる女の子とネズミの心の交流の物語です。お話も素敵ですが、絵がとても細密でかわいらしくて、細部までよく見ると、くすっと笑える発見があったりする楽しい絵本です。
むかし、大きな家にマリーという女の子が住んでいました。
その大きな家の隅には、小さなネズミの家もあって、ネズミの女の子が住んでいました。
ある晩、食事の後片付けをしていたマリーはフォークを床に落としてしまいました。同じころ、やはり食事の後片付けをしていたネズミの女の子はスプーンを床に落としてしまいました。
フォークを拾おうとしたマリーは、偶然床の高さに開いた壁の穴のなかで、ネズミの女の子がスプーンを拾おうとしている姿を見ます。
互いに気が付くマリーとネズミ。でもどちらも家族から、「ネズミは不潔」「ヒトはずるくて怖い」と教えられていたので、家族には内緒にしました。
それから毎晩、フォークをわざと落として拾うマリーと、スプーンをわざと落として拾うネズミの女の子。やがて二人は手を振り合うようになります。
マリーはだんだん大きくなって、やがて独立して大きな家から出ていきます。
ネズミの娘も大きくなって、大きな家にある小さなネズミの家を離れます。
こうして、もう会うことができなくなった二人。
やがてマリーはお母さんになって、家族と一緒にとても大きな家にすみました。
ネズミの女の子もお母さんになって、家族と一緒にとても大きな家の隅にある、ちいさな家に住みました。
そしてある晩マリーの娘のマリアは、床に落とした本を拾おうとして、やはり本を拾おうとしていたネズミのネズネズと目が合うんです。
なんかほっとする優しい物語です。
もうひとつ感心したのは、さすがトム&ジェリーを生んだアメリカ。大きな家の隅にはちゃんとネズミの家があるんですね。
ネズミのお家のクッションが使い古しのティーバッグだったり、ネズネズのベッドが洗濯ばさみでできていたり、細かいところに注意すると面白い発見ができますよ。他にも探してみて下さい。
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