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鉢植えのクワイ2013年08月14日 23:05

鉢植えのクワイ
 子供の頃、遊び場が池、沼、田んぼだったからでしょうか、水生植物を見ると、心が安らぎます。

 それでここ数年、睡蓮、サギ草、稲などを水を張った鉢に植えて、楽しんできました。
 昨年は、通販でクワイの苗を見つけて、試しに育ててみました。

 ご存じない方もいるかもしれませんが、クワイはよくおせち料理で、イモのような球根のような”実”を、鰹だしにみりんと醤油を合わせたつゆに浸して炊いたものが食べられる食材です。 食感は栗のようにホクホクして、味はユリ根のように甘くて、ちょっとだけ苦みがありますが、そこがクセになる美味です。

 私はクワイが大好物で、毎年暮れになると「クワイ買った?」と騒ぐので、Ushiさんからいい加減しつこいと都度怒られてしまいます。 それでもクワイのない正月など考えられないので、「大変お忙しいところ恐縮ですが、もうクワイの準備はお済ですか?」と、下手にあきらめることなく、決して買い忘れ事故が起きないようにしています。
 そんなクワイ好きおじさんなのに、クワイがどうやって生えているのか見たことがありませんでした。

 クワイの苗は若草色で、葉はサトイモの葉を細く小さくしたみたい。
 田んぼのように土を敷いて水を張った睡蓮鉢に植えて、育ててみました。
 根付くと根元から次々新しい葉が育ってきますが、茎の高さはせいぜい30cmどまりで、観賞用としては可愛くてちょうど良いサイズです。

 去年は10月くらいまで育てて、葉がみな枯れてしまった頃に土を掘り返して、”実”を収穫しました。

去年の収穫

 大きくて立派なクワイを期待したのですが、残念ながら苗3本から小指の先ほどの小さな”実”が、30個くらい取れただけでした。
 せっかくなので、素揚げにして、塩を軽く振って食べてみると、ちゃんとクワイの味で、結構うまかったです。

 去年収穫が少なかったので、今年はクワイ育てはあきらめていました。でも昨年使った土の中に収穫し忘れた”実”が残っていたようで、新しい芽が出てきました。
 そこで、今年もとりあえず鉢に水を張って、我が家生まれのクワイを育てています。

 暑い日差しの中ですが、鉢の水面を風が乱して、クワイの葉が揺れて、ほんのちょっとだけ涼しい景色です。
 本当はこの水辺に、カエルでも住み着いてくれたら最高なんですが、ベランダじゃ仕方ないですね。

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